物販を始めるなら、「どのような販路を利用するか」が、非常に重要です。
いくら魅力的な商品を持っていたとしても、販路が適切でなければ、利益は挙げられません。
しかし適切な販路を持っていれば、多額の収益が得られる可能性もあります。
とはいえ、「どのような販路を持てばいいかわからない」という人も多いでしょう。
今から物販を始めるという人にとっては、まったく見当もつかないでしょう。
本記事では、2020年において、物販をスタートする上で活用できる販路について解説します。
ぜひ、参考にしてください。
フリマサイトやネットオークションで物販する
物販の販路で思いつくのは、やはりフリマサイトかネットオークションでしょう。
誰でも簡単に始められるので、物販の販路としてはかなり重用されています。
メルカリ
メルカリは、国内で最大規模のフリマサイトです。
利用者が非常に多いので、買ってくれる人も見つかりやすいでしょう。
また、「メルカリ便」という配送サービスがあるのも魅力的。
宅急便などと違い、かなり安い送料で発送できます。
送料は全国一律なので、購入者の住所について悩む必要はありません。
デメリットとしては、手数料が10%と、かなり高く設定されていること。
メルカリを使っていると、手数料には悩まされるでしょう。
フリル
フリルは、主にファッションアイテムをメインに扱っているフリマサイト。
ファッションアイテムで物販するなら、フリルを軸に活動することとなるでしょう。
ちなみにフリルは、手数料無料です。
これはフリマサイトとしては、かなり魅力的なポイントです。
ただし、ファッションアイテム以外での物販には向きません。
ヤフオク
ヤフオクも、物販の販路としてはかなり重用されています。
ユーザー数は2,100万人を超えており、自ら集客する必要は、ほとんどありません。
知ってのとおり「オークション」なので、うまく行けば高値で売却することも可能です。
一方で、「安く買い叩かれてしまう」リスクがあるという点には注意。
また、ヤフオクでの規制は、年々厳しくなっています。
少しでもヤフオクにとって都合の悪いことがあると、すぐ邪魔が入ってしまいます。
ショッピングサイトで物販する
また、ショッピングサイトも、物販の販路として有力です。
フリマサイトやオークションサイトよりも、注目を集めやすくなっています。
Amazon
やはり、Amazonは強力です。
年間のPV数は35億を超えており、とてつもない数のユーザーに対してリーチできます。
出品にかかるコストも掛からず、操作も簡単です。
また、FBAサービスを利用すれば、発送も代行してもらえます。
ただし競合する相手が多く、値下げ競争に巻き込まれることも珍しくありません。
また取り扱っている商品がブランド物でないならば、どうにかしてアクセスを集める(SEO対策を実施する)必要があります。
楽天市場
楽天市場も強力です。
Amazonと同じく、年間で35億程度のPVを獲得しています。
楽天市場を利用するうえでは、「キャンペーンに乗っかれる」というのが大きなメリットです。
この期間をうまく活用すれば、大きく売り上げが伸ばせます。
また、サポートも充実。
「楽天大学」というサービスを利用すれば、ネット物販のノウハウが学べます。
また、専属のECコンサルタントも割り当てられります。
デメリットとしては、出店料が高いということ。
おおむね30万円から50万円ほどかかります。
また、規制が厳しいのもデメリット。
厳格なルールが敷かれており、小回りを効かせづらい側面もあります。
ライブコマース
意外と注目されていませんが、「ライブコマース」という手段もあります。
ライブコマースとは、「生配信で商品を売る」という方法です。
ライブコマースでは、ニコニコ生放送やツイキャスのように、不特定多数に対して、画面共有します。
そして持っている商品の魅力を配信で伝え、買ってもらうというわけです。
独自ECサイト(ネットショップ)
最近になって注目されているのは、「独自ECサイトを持つ」というものです。
簡単に言えば、「自分のネットショップ」を持つということ。
自分のネットショップには、
- ライバルと差別化できる
- 販売手数料が安くおさえらえるか、掛からない
- 営業時間を自分で決められる
- 自由にブランディング、マーケティングできる
- 価格競争に巻き込まれづらい
- PV数やコンバージョン率などを、事細かに分析できる
というように、多数のメリットがあります。
特に価格競争から離脱できるというのは、売り上げを高めるうえでかなり重要です。
デメリットとしては、自分のネットショップを作るには、それなりの知識が必要であるということ。
HTMLやCSS、JAVAなどについては、ひととおり理解しておかなければ行けません。
しかしこのデメリットは、あまり問題にはなりません。
「BASE」などの、ネットショップを作れるプラットフォームが存在するからです。
こういったプラットフォームを利用すれば、簡単にネットショップが開業できます。
物販をやったことがない人でも、まったく問題ありません。
まとめ
物販に取り組むうえでは、さまざまな販路が考えられます。
いずれの販路にもメリットとデメリットがあります。
それを見比べたうえで、自分に合ったものを選ぶとよいでしょう。
ただ、状況や難易度を考えると、「自分のネットショップを持つ」のがよいでしょう。
今のところ厳しい規制がなく、自由に立ち回れます。
ぜひ一度、ネットショップの立ち上げを検討してみてください。